Ｑ：更年期障害も自律神経が原因なの？

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Ａ：自立神経が直接的な原因ではないが、相互関係はあります!!

一般的に、女性の閉経前後にあたる４５～５５歳ごろを更年期といいます。この時期にはホルモンバランスが急激に変化し、それに伴って不調が生じることがあります。こうした症状を更年期障害と呼びます。

更年期障害にはさまざまな症状が現れます。代表的なものにはホットフラッシュ（顔がカーっと熱くなりのぼせたように感じる）、動悸、イライラ、不眠、便秘、集中力低下などが挙げられます。これらの症状は女性ホルモンの急激な変化によるものです。

女性ホルモンは通常、視床下部が卵巣に指令を出すことで分泌されます。しかし、更年期になると卵巣の機能が衰えて女性ホルモンの分泌が減少します。それにもかかわらず、視床下部は指令を続け、これが自律神経にも影響を与えます。

この指令の持続により、自律神経のバランスが崩れ、更年期障害の症状が強まることがあります。更年期には加齢による自律神経の低下も重なり、不調が起こりやすくなります。

更年期障害の不調が強い場合には、病院の婦人科でホルモン補充療法などが行われることがあります。これは女性ホルモンの不足を補うことで症状を緩和し、生活の質を向上させることを目的としています。

男性も中高年になると、男性ホルモンであるテストステロンが減少します。これにより、女性と同様に視床下部が混乱し、倦怠感、集中力の低下、男性機能の衰えなどが発生することがあります。

更年期における自律神経の変化は、男女を問わず生じるものであり、それによる不調には適切な対処が必要です。生活習慣の見直しや医師の指導を受けることで、更年期に伴う不調を和らげることができるでしょう。

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