成長時代と成熟時代
時代は2006年頃に、人口減少を主因とし『成長時代から成熟時代』へと時代が切り替わりました。
成長時代
成長時代とは
昭和の三種の神器
テレビ・冷蔵庫・洗濯機
成長時代は、生活が豊かになることが幸せでした。
成長時代の定義を【人口が増加している時代】とします。
一般的に国の経済成長率は、労働力の増加・資本の増加・技術の進歩の三要素であらわされます。労働力の増加と資本の増加は人口増加に大きく影響を与えました。
そして新たなニーズも生まれることから「技術の進歩」も起こりやすくなってました。
成長時代は、高度成長時代やバブル時代の頃の右肩上がりに成長していく時代にあたります。
人々の夢やビジョンは比較的、金太郎あめのように程度の差はあるが画一的な面がありました。
成熟社会にマッチしていたモノ
- マスメディア・マス広告
- 野球・チームプレイ
- 知識・学歴社会
- ナンバーワン競争
- 定型的サービス・マニュアル
幸せの定義=みんな一緒
チームプレー=役割
ナンバーワン競争=同じような企業が多い
こういう時代でした。
成熟時代
成熟時代の定義を【技術発達と情報過多、そして人口減少していく時代』とします。
人口が減少していくと「労働力の増加」は見込めず、消費者の数も減ってマーケットが縮小します。
「技術発達」も進むと、モノ・サービスの質も向上し、十分満足できるレベルに達し、インターネットなのでいつでもどこでも購入できる利便性が増して、誰もがある程度満足できる社会となり消費意欲が下がっていきます。
消費者の満足いくラインを超えたものは、技術をいくらあげても消費者は喜ばなくなりました。
成熟時代は取得できる情報量が増え、人々の価値観が多様化し、人々の夢やビジョンは「個別化」しました。
企業は、社員ひとりひとりがイキイキと楽しく働き、仕事の時間が自己実現につながるような環境を整えつつ経済的利益を上げていく必要性が出てきました。
成熟社会にマッチするもの
- ソーシャルメディア・ソーシャル広告
- サッカー・チームワーク
- 意識・感性・センス
- オンリーワン
- チャレンジ・イノベーション
みんな別々が心地いい
適者生存 → 社会性が重視
ホメオタシス → 恒常性
新しいことをすることにキケンを感じる → 変化を嫌う
昨日と同じ今日を生きれたら安全だ
成熟時代 → 成熟時代 の社会の移り変わり
人口増加
↓
労働者も消費者も増える
↓
市場が活発化し、高所得化する
↓
教育水準があがり女性の社会参加が増加
↓
子供を育てるコストが上昇
↓
晩婚化・晩産化
↓
人口減少
↓
労働者も消費者も減る
↓
大量生産による供給過多
↓
モノやサービスにあふれる
↓
物価下落・新たな付加価値を欲しがる
↓
自分の生活を守る方向に意識が向く
↓
マインドシェアが重要
↓
自分を中心としたシンプルライフ
↓
関係性の重視
↓
多数と多数の共存共栄