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盛和塾の解散(終了)について 稲盛塾長のお言葉(全文)

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盛和塾の解散(終了)について

皆さん、こんにちは。
本日は皆さんにお伝えしたいことがあり、こうしてビデオを撮影致しております。
私は今年で満86歳になり、来年の1月には87歳になります。
もうこのように高齢になり、今まで皆さんにお伝えしたいことはすべてお話しをしてきたつ
もりです。
この間、多くの書籍も発刊し、機関誌[盛和塾]においては、151号まで発刊するに至り
ました。
皆さんにはこれらの書籍やCD、また教材提供をして参りましたDVDにおいて学びをさら
に深めていただきたいと存じます。
私は力の限り盛和塾に心血を注いで参りました。しかし、最近は身体が言うことをきかない
こともございますし、誠に残念ながら、私自身が盛和塾の勉強会に参加することは、来年の
世界大会で終了にしたいと考えております。
また、この盛和塾本部自体と各地の盛和塾も来年で終わりにさせていただきたいと思います。
当初から盛和塾は私一代限りにしようと言っておりましたが、ここ最近では本部も残すとい
う話もしておりましたが、何度も何度も考えた結果、この盛和塾は一代限りで終わらせるの
が一番良いと判断を致しました。
理由は、ここ最近において、特にスポーツ関係において多いのですが、組織を束ねている人
たちの不正が非常に多いということです。
組織があれば、それを仕切る人たちが必要となり、仕切るためには多くの権限が与えられて
おり、その権限を利用して個人的な利益をむさぼったり、また自分の都合の良いように規則
を変えてしまうことさえあります。
昔から続いている色々な組織をはた目で見ていますと、お家騒動があったり、権力争いがあ
ったりと大変非常に見苦しく感じておりました。
もし、本部という組織を残すことになれば、いつかはこの組織を悪用したり、またこの組織
の名前を汚したりする人間が出てくる可能性が十分に考えられます。
本部が残り、私の代わりに、誰かが「経営の原点 12 か条」や「フィロソフィ」を解説して
も、もうそれは稲盛哲学ではありません。どうしても語る人の考えが投影されてしまうから
です。
私はこの盛和塾という会を、身綺麗なままで終わらせることが、私の信念と一致していると
改めて感じております。
重ねて申し上げますが、来年いっぱいで本部盛和塾と各地盛和塾も解散していただきたいと
思います。
どうしても私の哲学を学びたいという塾は、盛和塾および稲盛和夫という名前を使用するの
ではなく、例えば「フィロソフィ研究会」または「社員を幸せにする会」または「フィロソ
フィ実践経営研究会」などの名前を変えて活動して頂いて結構です。
盛和塾が発足してから、私自身も研鑽を積み、京セラやKDDIを大きく発展させていくこ
とができました。また、盛和塾の多くの方々に助けられ、JAL再生も成し遂げることがで
きました。
盛和塾で私も多くの学びと勇気をいただいたことに、深く深く感謝を申し上げます。
是非、今まで学ばれましたことを実践し、社員の方々を幸せにし、社会のために尽くされま
すことを切に望みます。
是非、皆さんが利他の心を持って、世のため人のために貢献されますことを祈っております。
以上を持ちまして、私のメッセージとさせて頂きます。
ありがとうございました。

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