イノベーションが求められている
成熟社会では、今までやってきた方法の延長線上には企業の永続的な発展が見込めないことから「斬新な発想」「今までになかった製品・技術・サービス」が求められています。
イノベーションの種類
イノベーションは大きくわけて2種類あります。
●持続的イノベーション
●破壊的イノベーション
プロセスを理解することで、戦略的に活用する事ができます。
持続的イノベーション
持続的イノベーションは、アップグレードとも言いかえれます。
性能向上を伴い、常に上位市場を満足させる技術開発を指します。
私たちが一般的に見る製品の高度化は、この持続的イノベーションの結果です。
例)荷馬車 → 速い大きい駅馬車 (性能UPしただけで同じもの)
性能がアップしても、馬車は馬車のままなのです。
持続的イノベーションが出来れば、客単価を上げることが可能になります。
破壊的イノベーション
相対的に劣る技術が主流市場とは別の市場に根付き、やがて主流の市場を飲み込む現象を指します。
例)馬車 → 汽車・船 (性能UPして別のもの)
輸送・移動の手段は馬車より、汽車や船にとって代わりました。
みんながイノベーションを理解したときにはもう遅いし、ビジネスチャンスは無い。
破壊的イノベーションは、金も時間もかる
破壊的イノベーションは
●ローエンド型破壊
●新市場型破壊
の2種類あります。
ローエンド型破壊
持続的イノベーションの繰り返しにより、余剰満足の状態に陥ることで形成されていきます。シンプルで使い勝手がよく、値段が安いなどの利点があります。
主流市場とローエンド市場
ローエンド市場は、「安かろう悪かろう」と主流市場からは見向きもされないものがローエンド市場には受け入れられれる。技術が発達するにつれ、主流市場も巻き込んでいく
例)
シニア用・学生用スマートフォンや利用料の値下げ合戦
新市場型破壊
既存市場とは異なる価値基準のもとに生まれます。
性能が未熟な技術が一旦市場んい根付くと、急激な技術改良が始まります。
例)
スマートフォンのカメラ技術の向上により、デジタルカメラ市場の顧客を取り込んだ
異なる価値基準だったはずが、技術改良に伴い、顧客が移動し始めます。
まとめ
・成熟社会ではイノベーションが求められている
・イノベーションは大きく分けて、持続的イノベーションと破壊的イノベーションの2種類にわけられる
・イノベーションのタイプを見極めて、自社の現状に照らし合わせてイノベーションプランを作っていく必要性がある